ケフィアとヨーグルトの違い

ケフィアとヨーグルトは違う 〜ケフィアヨーグルトは存在しません。〜

厳密に言えば、ケフィアとヨーグルトは別のものです。

 

同じ発酵乳ですが、ヨーグルトのほうが先に普及したため、ヨーグルトのほうが有名になりました。

 

ケフィアのことを、ケフィアヨーグルトと誤解している人も、かなり多くいるので、本サイトでは、ケフィアヨーグルトのまま使っています。

 

ケフィアはバルカン地方由来の発酵乳で、ケフィアは、コーカサス地方由来の発酵乳です。

 

どちらも発酵乳ですが、ケフィアは、乳酸菌と酵母の複合発酵の乳酸菌であるのに対して、ヨーグルトは単独発酵の乳酸菌です。

 

乳酸菌の種類にも違いがあり、ケフィアの方が、ヨーグルトよりも多く、ヨーグルトは、ブルガリア菌とサーモフィルス菌です。

 

ヨーグルトは、国際酪農連盟で、このブルガリア菌とサーモフィルス菌で牛乳を発酵させたものと定義されています。

 

発酵温度にも違いがあり、ケフィアが20℃〜30℃で常温であるのに対し、ヨーグルトは40℃〜45℃で発酵器具が必要になります。

 

おいしさは、ヨーグルトのほうが、酸味が強く、粘りがあります。

 

大きな違いは、ケフィアは腸まで到達して機能するのに対し、ヨーグルトは腸までと到達する前に死滅してしまいます。

 

一般には、ヨーグルトの定義はあいまいで、ビヒダス菌などを添加したものをヨーグルトとして販売されており、ビヒダス菌は腸まで到達して機能します。