ケフィアヨーグルトの効果
ケフィア菌で作ったヨーグルトを毎朝食べることで、便秘ぎみだったお通じが改善し、以前よりも疲れにくい体質になり、体調が良くなったことを素直に喜んでいます。
また、いつも便がゆるい状態で、下痢ぎみだった70歳の父は、便が硬くなって、調子が良くなったと言っています。
腸を元気にすることが、どれだけ体にとって、大切なことかが、実感できました。
よく考えると、腸は、食べたものから栄養を吸収しているところで、腸が元気でないと、せっかく栄養のある食べ物を食べても、栄養が吸収できず、排泄されてしまいます。
そのように考えると、食生活に気をつけると同時に、腸を元気にすることも非常に大切です。
ちなみに、ケフィアを常食している黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山麓の村々の人たちは、皆、健康で長生きしています。
ケフィア菌は、牛乳や豆乳で、20〜30度で発酵させることで、ケフィアヨーグルトを作ることができます。
下記は、中垣技術士事務所が大学などに委託して行った、ケフィアヨーグルトを食べた場合の効果についての実験結果の概要です。
※)実は、ケフィアとヨーグルトは異なります。ケフィアとヨーグルトの違いを参照のこと。
ケフィア菌を牛乳で発酵させたヨーグルトの実験結果
腸内には、善玉菌と悪玉菌が共存しています。
善玉菌が増えることで、病原菌の感染や細菌による下痢や便秘の予防をしてくれます。
ちなみに、便秘は、老廃物や有害物質が長く腸内に残留している状態になります。
腸内には、善玉菌と悪玉菌が共存しています。
悪玉菌は、腸内のたんぱく質をえさにして腐敗を起こして、アンモニアなどの有害物質を作ります。
この有害物質は、腸壁の細胞を少しづつ傷つけていき、癌を引き起こす原因になります。
有害物質は、肝臓で解毒されますが、肝機能に負担がかかるため、肝機能が低下します。
そして、肝機能が低下すると、有害物質が解毒されず、体内に有害物質が回るため、生活習慣病(成人病)や老化、癌を引き起こしたり、免疫力を低下させます。
つまり、アンモニアなどの有害物質が抑えられることで、病気の発生や免疫力の低下を防げます。
インターフェロンγとは、体内において、病原体(ウィルスなど)や腫瘍細胞などの異物が侵入するのを抑えるたんぱく質です。ウィルスの増殖や癌細胞の増殖を抑制して、免疫力を高める働きがあります。
医薬品としては、抗ウィルス薬として、多発性骨髄腫などの抗がん剤として使われています。
免疫グロブリンは、免疫の中でも大きな役割を担っており、血液中や組織液中に存在します。
免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類あり、それぞれ、働きが異なります。
免疫グロブリンIgEは、喘息や花粉症などのアレルギーを引き起こす抗体です。
つまり、免疫グロブリンIgEを減少することで、喘息や花粉症の症状を緩和することができます。
骨量検査(CXD法)では、同年齢の平均値の113%、骨密度検査結果では、同年齢の平均値の122%という結果が得られています。
ケフィア菌を豆乳で発酵させたヨーグルトの実験結果
腸内には、善玉菌と悪玉菌が共存しています。
ビフィダス菌や乳酸菌は、強い殺菌力があり、有害物質を作り出す悪玉菌の増殖を抑えます。
また、ビフィダス菌は、病原菌に対する感染防御作用や抗腫瘍作用、免疫調整作用、血中脂質改善作用などがあるとされています。
一方、クロストリジウム菌は、腸内など酸素濃度が低い環境でしか生きられない細菌で、他の細菌が生き残れない環境下でも、生き残ることができ、抗生物質への耐性が高い細菌です。
このクロストリジウム菌は、有害物質を作り出して腸管粘膜に障害を起こし、下痢や腹痛、高熱を伴う大腸炎を発生させる非常に危険な細菌で、この細菌を抑制できます。
腸内には、善玉菌と悪玉菌が共存しています。
悪玉菌は、腸内のたんぱく質をえさにして腐敗を起こして、硫化物などの有害物質を作ります。
善玉菌の方が強くなることで、悪玉菌が抑制され、硫化物などの有害物質が減少します。>
まとめると、「腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすことで、免疫力が高まると同時に、喘息や花粉症などのアレルギーになりにくい体質になる」、ということです。